2014年2月19日水曜日

自主練・傘の描き方

あ、やっと・・・修論発表が終わったんやな・・・

どうも、大崎です。
最近もサークルは開かれていますが、ブログの更新が無いようなのでネタを投下しておきます。

前回、未来の日付の感想を書いた際、何人かから「番傘ってどうやって描いたの?」と訊かれたので、それをまとめました。

1.角度を決める
柄の部分を描いて傘全体の角度を決めます。
傘裏が見えた方が映えるので、最初の構図決めの段階で意識しましょう。
なお笠の半径は柄より少し短いくらいになります。

2.概形を作る

柄の長さより少し短いくらいの長径を持った楕円を描きます。
当然ですが角度は柄と直交させます。
さらにその楕円を1/3に縮小した小さい楕円も作ります。
ちなみに傘表が見える角度の場合は、最初の楕円の短径を短めに描きます。

3.形の調整
 柄と2つの楕円の短径を合わせ、楕円を平行移動して位置合わせします。
これで傘の開き具合が決まります。
傘表を見せる場合は、大きい楕円から柄を貫通させて、それに伴い小さい楕円も大きい楕円から少しはみ出させます。

 4.受骨を描く
受骨の根本部分(ロクロ)の位置を決め、小さい楕円からロクロに向かって線を引いていきます。
向こう側の受骨はどの道隠れるので、描かなくてOKです。
受骨の数は洋傘と比べてかなり多く、数十本というオーダーになります。
傘表を見せる場合は、同様に受骨を描いてから、その後にはみ出ている部分を消します。

5.親骨を描く
 柄と笠の接合部(中心の方)から笠の縁に向かって親骨となる線を描いていきます。
受骨の数から笠縁に並ぶ親骨の配置を見積もって、そこに向けて一気に引きます。
その際、若干撓ませるように描きつつ、受骨と親骨の接合部(ダボ)がちゃんと合うように描く必要が有るので、この作業が一番難しいです。難しい場合は、中心からダボまでは直線で描いておいて、そこから先を撓ませるようにすればOKです。
傘表を見せる場合は、柄の先端(石突き)を描いて、傘表側にも親骨を描きます。

 6.色付け、装飾
先に笠の色を付けて全体の印象を決めます。
紋様を入れる場合はレイヤーを新たに作って描き込んでいきます。色と不透明度を調整して馴染ませます。紋様は実際の傘を参考にしてください。
さらに受骨に装飾を入れていきます。図は一例ですので、やはり実際の傘を参考にしてください。

7.陰影
光源の向きを考慮して影を入れます。
これで完成です。

・・・
今後も雪像だったり水彩だったり、色々な活動が続きますので、それらもブログで紹介できればと思います。
それではまた次回に。

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