「ドウモー、ウォーレン・クロマティだよ!」
「……」
「…………」
「アレ、アスナがいない…」
「それニ、ここはどこなんダ……」
「こんにちわだにゃあ。」
「ウワッ!ナンだオマエッ!」
「きみ、どこから来たのかにゃあ。」
「ドコ…うぅ、頭にモヤがかかったみたいに思い出せなイ…」
「じゃあいっしょに手がかりを探そうにゃあ。とりあえず長岡技術科学動物園附属図書館にいくかにゃあ。?
長岡技術科学動物園のフレンズのみんなは、わからないことをそこで調べるにゃあ。」
「そんなところがあるノカ、それもいいネ」
「そういえば、きみの名前を聞いてなかったにゃあ。」
「ウォーレン・クロマティだよ。やきゅうのフレンズなんダ」
「そうなのかにゃあ。なんとなく図書館にいっても無駄足になるだけっぽいにゃあ。」
「あ!にゃあ。何か紙が落ちてるにゃあ。確認してみるにゃあ。」
「(という流れダヨ)」
「なんだか沢山紙が落ちてるネ」
「『お題:バレンタインorけものフレンズ』って描いてあるにゃあ。どうやらその絵を描いたらしいにゃあ。」
「う、何かが引っかかル…昔…人の絵をdis、もとい品評してた気がスル…」
「もしかしたら何か思い出すかも!にゃあ。じゃあ紙に描いてある絵について色々言ってみるにゃあ。」
「そうダネ」
1.原辰徳
ク「ショッパナからレギュラーキャラじゃないのネ」
猫「この絵は右脚が長すぎるのが致命的にゃあ。絵を描くときは最後まで油断禁物にゃあ。」
猫「あと背中のラインが怪しいにゃあ。アタリはちゃんと取ろうにゃあ。頭の大きさは好みが出てくるだろうけど赤ペンくらいが丁度いいんじゃないかにゃあ。」
ク「チョット!クロマティのリハビリのための品評デショ!アンタ喋りスギ!」
猫「すまないにゃあ。」
2.Au46(1枚目)
ク「オ!サーバルちゃんダ!アニメCGの再現度高いネェ!」
猫「顔の輪郭の歪みが気になるにゃあ。正面顔は難しいといわれてるけど、左右反転とかして調整してみるといいにゃあ。」
ク「あと左腕の肘の位置がチョット気になるかナ」
3.Au46(2枚目)
ク「このキャラはダレカナ?」
猫「『小林さんちのメイドラゴン』より、カンナだにゃあ。」
ク「詳しいネ」
猫「図書館で調べれば簡単にわかるにゃあ。」
ク「図書館デ」
猫「これまた正面顔だにゃあ。難しいのにチャレンジングだにゃあ。」
ク「頭部に少し歪みがみられるネ。あと首から下は青ペンで描いたようになると思うヨ。あと手がテキトーすぎるカラ、もちょっと丁寧にネ」
4.cdora
ク「コツメカワウソちゃん!アニメの坂で滑ってるのカワイイかったヨネー!」
猫「一緒に落ちていたメモによると、まさにその坂滑りの最中らしいにゃあ。」
ク「わかるよう背景描いテ!尻尾も描いテ!」
猫「目立つのは頭の位置、右肩の見え方、両足の見え方だにゃあ。だいたい赤ペンのようにすればいいんじゃないかにゃあ。」
ク「スカート&フリルのフリフリの描きかたと、顔パーツを配置する際の考え方みたいなのまとめておいたヨ、結構真面目に書いたから見といてほしいナ。よくわかんなかったらサークルでわかりそうな人に聞いてミテ」
5.みとこんどー
ク「おっ、フンボルトペンギンちゃんダ!」
猫「ペパプ予告は賑やかすぎて声とキャラが一致しないにゃあ。」
ク「この絵で気になるのは腕の長さと左足カナ」
猫「これも赤ペン参照ってことで、にゃあ。」
6.zero
ク「最後はサーバルちゃん!今回のお題お絵かきで一番描かれたキャラだネ!」
猫「計2枚だにゃあ。」
ク「けものフレンズは魅力的なキャラが多いからネ!題材バラけるんダヨ」
猫「この絵は後頭部の髪のボリュームが気になるにゃあ。あと細かいけど、左腕の肘が女の子曲げしてるときは手首から先の向きに無理があるにゃあ。レッツトライイットにゃあ。」
ク「男の子がやると折れちゃうらしいから気をつけてネ」
「どうかにゃあ。自分のこと思い出せたかにゃあ。」
「ウン。クロマティ、How to ARTの野球部員だったヨ…
あと、アンタのことモ。ほとあ猫科のフレンズだったんだね」
「そうだにゃあ。」
「思い出せたのなら元の居場所に戻るにゃあ。」
「ここをまっすぐいくと他の時間軸のHow to ARTに繋がってるにゃあ。きみのフレンズも待ってるんじゃないかにゃあ。」
「アスナとはしばらく会わなくてもベツニ……」
「それじゃあお別れだにゃあ。そうだにゃあ。今度会ったときは『アンタ』じゃなくて『ほとあ猫』って呼んでにゃあ。話し方ももっと普通ににゃあ。」
「わかったヨ。じゃあ、いくヨ…」
「にゃあ。」
「…」
「……」
「…………」
「…にゃあ。」
「ふうわああああ!!!!バット汚さないでくださイィ!!!」
「汚さないよ!にゃあ。」
「アンタ…どうして…」
「やっぱり気になるからもうちょっとついて行くにゃあ。」
「あと約束にゃあ。次会ったときだから、ほとあ猫って呼んで!にゃあ。話し方も、にゃあ。」
「ふふっ、さっき別れたばっかりじゃない…」
「ちゃんと一回別れたからいいにゃあ。ホラ、行こう行こうにゃあ。」
はら「How to ARTはですね、基本的には長岡の、長岡技術科学大学といわれる大学の課外活動共用施設2号棟で活動していまして。若干、草を生やして話していますので、そういったところで横隔膜が痛くならないよう、細短い精神でがんばってる群体で。
であと、メガネをかけてる個体も多くて、遠くの、近くのスマホとかも見えるように。あとー、画力…ですかね(戸惑い)。難しい構図も、スッと描ける動物でして。結構絵を描くのが好きなので、軽々と、1ページ、2ページは余裕で、同人誌の原稿を描き上げてくれます(信頼)」
「…」
「あのー」
「…」
「クロマティさん、大丈夫ですかー?」
「ッハ!…アレ!?ここハ!?」
「もー、クロマティさん、How to ARTの看板に頭ぶつけて意識失っていたんですよ?大丈夫ですか?ここは部室ですよ?私が誰かわかりますか?」
「…アァウン、頭ぶつけて卒倒してるボクを放置して眺めるなんて、そんなの結城明日菜くらいしか知らないヨ…」
「い、いえいえ!だって倒れてから1分も経っていませんし!校医さんが来てくれてますし!」
「イップン?なんだか、長い夢を見ていたようダ」
「大丈夫ですか?すごい勢いでぶつけたものですから、看板もあのように歪んでしまいましたよ」
「…、アァ…ナルホド…」
「?」
「ンーン、なんでもないヨ。ホラアスナ、こんなことで時間潰していないデ!夏コミまでもうまもなくダヨ!?」
「えぇー、今回『ほとあ農園』では申し込んでいませんよぅ!」
「アー…じゃあ冬コミに向けて画力をあげるゾ!もうじき冬が過ぎて、春になったら新入生もやってくるんだカラ!気張っていくゾ!」
二人「「おー!!!」」
長岡技術科学大学・学内美術系サークル「How to ART」は、活動に興味のある皆様をお待ちしておりますにゃあ。この看板もサークル活動のアピールに使うかもしれないにゃあ。もし見かけたらよろしくにゃあ。
How to ART
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