2013年3月22日金曜日

TE総評

 どうも、お久しぶりです。TE先行試写会へ行ってきた方のスパッツKTOKです。
今回は、2012年7月1日から同年12月23日までTV放送された「トータル・イクリプス」について総合評価をしてみたいと思います。

 作品紹介は前回のTE先行試写会の記事をざっと見て頂ければ良いです。この頃のスパッツKTOKのキャラ方向性の定まってなさが面白いですね。 あとの細かい内容については、質問して頂ければ答えます。
 では、早速TE総評を行なって行きたいと思います。

※以下の内容は、個人の知り得る情報から大まかに判断した推論であるということを理解してください。実際の制作現場事情なんか知ったこっちゃないです。


・第一話、二話
  この第一話、第二話はTEの原作小説には無いストーリーでした。本作のヒロインである篁唯依が、斯衛軍衛士養成学校での訓練生時代を描いた内容で、これまでの作品ではあまり語られなかった首都京都BETA侵攻を序盤で描くことで、新規層も取り込みまた、既存ファンにも楽しめる工夫が見られました。だがしかし、兵器の作画に難があり、BETAの演出にも難があり、新規層への世界観の説明不足感が否めなかった。これが、スタートダッシュに失敗した要因だと考えています。ああ、あと携帯な。しかし、これまでCGでしか見ることがなかった戦術機がアニメ(ほとんど3Dなのは残念)で動いているというのは、既存ファンにとってはありえない光景であり、とても感動的であったことは間違いないです。また、戦術機の機動( 硬化時間や第二世代、第三世代戦術機の性能差、原作ゲームのSEを使用)に凝った演出を加えており、これからどのような作品になるのかという期待感は大いにありました。
 試写会の記事では言えなかった事を言おうと思いますが、自分は試写会で見た時、気合を入れたと言っていた割には幼稚臭い内容だと感じました。BETA侵攻の悲惨さの表現、人の生き死に、キャラクターの心理描写など全てにおいて不足しており正直、この一話と二話は別にいらなかったのではないかと感じたほどです。光線級の歩く姿が見れると思ったけど、結局最後まで無かったし...あと、OPED映像が完成してないってのは衝撃的で、そしてバスローブ姿で現れた吉田には殺意を覚えました。

・第三話~第五話
 場面は一転し、第三話から五話は一話と二話の三年後の世界を描くことになります。TEのメインキャラクター達の紹介と、TEという作品の主軸となるストーリー(戦術機開発)の説明が三話から五話の主な内容でした。そして、この第三話から早くも人物作画が崩壊し始めます。いや、人物作画だけではありませんでしたが...戦闘シーンのコンテ割もひどい。何が起こっているかわからない。日常パートのコンテも糞だけど。
 昨今、アニメ作品の作画が崩壊するということは珍しくなって来ました。珍しいからこそ、その回がひときわ目立ち、よく取り上げられ議論の的となります。作画崩壊が少なくなってきた原因はアニメ会社全体の技術レベルが上がってきている事や、海外の外注アニメ会社のレベルも上がってきている事、視聴者の価値観が変わってきたためなどが挙げられます。また、新しいアニメ的な手法に着手せず、無難なアニメ作りしかしなくなったためという観点からも考えることができます。
 では、そのような現代のアニメ作りの中で作画崩壊が起こる原因とは何なのかということになりますが、様々な原因がありますが主に制作スケジュールの管理不足によります。制作スケジュールの管理不足とは要するに、製作期間を十分設けることができず、作品の完成度が落ちる場合を言います。製作期間を設けることができない理由には、作品の方向性が定められておらず、シナリオや脚本の進行が著しく遅れてしまい作画作業のスケジュールが大きくズレこんでしまう等が挙げられます。まあ、これらの理由がTEに当てはまるかといわれると、一概にそうではないと言えます。
ですがまあ、TEに関して言えば制作スケジュールがキツキツだったという事は間違い無いですね。誰かさんのせいでね。
  ストーリーについてですが、おおまかな流れは原作小説と同じなので特に異論はないです。それをアニメの三〇分という枠の中で、しかも各話見どころを一つは入れるという制約で作れるかという話になりますが...まあ、原作知識を持っていると結構理解できたと思っています。新規層については一切理解できそうにないと思いました。ちなみにTEはマブラヴオルタネイティヴのスピンオフ作品であるという固定概念を自分は持っているため、TEは戦術機という兵器設定や世界観の補完的な作品であると理解してから見なければ、かなり面白くない作品になると思います。 まあ、その話が出たのでこの段階で書かせていただくのですが、そもそもTEをアニメ化するという事が、どん判金ドブなんですよね。TE単体でマブラヴオルタネイティヴの世界観を楽しめるのかと問われると、絶対に楽しめないと答えます。その理由は前述した通り、そもそもTEはオルタの設定の補完的な作品でありコアな層しか楽しめない物であるということです。それでも、TEは戦術機がガンガン出てくるのでロボットアニメ好きな人達が見てくれるかもなーという期待もありましたが...リアル路線を目指しているものの中途半端なギャグ要素を中途半端に取り入れて、更に人が半端無く死んでいくのでふざけているとしか思えなかったんですね。まあそんな作品を何故アニメ化する必要があったのかは後述させていただきます。
 ついでに、3D戦術機について言わせていただきたいことがあります。これはもう、監督の絵コンテが原因としか言えないのですが、3Dを使うシーンと作画シーンを大まかに分けすぎなんですよね。要は、3Dを使うなら、3Dだと目立つような画面作りは避けるべきであるということ。最近はラブライブ!なんかが3Dと2Dをうまく使って3Dの不自然さが目立たないような画面作りがされているのですが、こういったセンスがおそらく制作陣になかったんだと思います。ラブライブ!の場合は、キャラクター押しするためにも、いろいろと考えたんでしょうね。簡易化を図るためにも。
 で、キャラクターは駄目としてもロボットは3Dでも良いだろうという話になりますが、ロボットが3Dになると重厚感が無くなるんですよね。あと、3Dシーンになると背景が糞だから、余計に3Dの不自然さが目立つんですよ。3Dにするなら、2D背景にしてうまく3Dとマッチするような画面作りをするべき。それができないのならば、3Dよりも手間がかかる作画に全てするべき。
 で、最近のアニメでそのお手本となりそうなのが、ガールズ&パンツァーです。ガルパンは戦車や戦艦が3Dで、キャラクターや背景が2D作画になっていますが、3D画面に平気で2Dキャラを載せてきます。これは、3Dで、動画を造ってから2D作画を始めるからできるアニメ作りです。こうすることで、砲撃によって壊れる町並み、砲塔から吹き出す硝煙、地面なんかが描けます。えぐれる土なんかはもう興奮します。TEでも戦術機が着地する際に、えぐれる土やひび割れる道路なんかを表現できていたら良かったのに...まあこの場合時間と労力が凄いかかるので、TEには無理でしょうが...ガルパンは11,12話を延期してまで気合を入れてやっているので、おそらく相当な出来栄えの作品が出来上がってくると思いますので、期待ですね(宣伝)
 結局全部作画でいいじゃんという話になりますが、おそらくTE製作で一番金がかかったのが戦術機の3Dモデル作成だと言われているので、 使うしか無かったわけです。出来上がってくる画面が糞糞糞アンド糞でもです。5話の武御雷と不知火弐型との戦闘はペラッペラの薄い何かが飛び回ってるようにしか見えなかったですよ。

・ 第六話~第七話
 この回は水着回でいいんですかね。一応、原作にもあるストーリーですけど...この話は、主人公であるユウヤ・ブリッジスとヒロインの篁唯依、そしてクリスカ・ビャーチェノワの三人の関係を無人島で全員水着で遭難するというシチュエーションで描いています。
 この辺りから、1,2話から入った新規層はBETAが出てこないことや、小難しい設定の説明に飽き始め見るのを辞めて行った気がします。また、BETAとの死闘を繰り広げているという話なのに、こいつらは何故海で遊んでいるんだという矛盾がうまれてしまったと思います。これはもう、マブラヴオルタネイティヴの世界観設定の説明不足からくるものです。BETAは瀕死の日本とイギリスを壁として、一切アメリカには上陸していないためアメリカの連中はまだ、余裕があるというだけですが...一応唯依ちゃんが、それっぽいことを愚痴っていますが、そういう演出が分かり難いため仕方ない。あと、作画崩壊が全てを茶番にしている。シリアスシーンがギャグにしか見えないんですよね。あと、全体的に画面が明るいので雰囲気が出てない。
 キャラクターのセリフ選びも全体を通して糞ですよね。時代錯誤で、キャラクターごとの特徴があまりない。 例えば、篁唯依ちゃんなら生粋の日本人なのだからそれなりの言葉遣いにし、もっと特徴をもたせることができていればよかった。結局上辺だけのキャラクター性を押し付けられても、全然頭に入ってこないと思います。ヘッタクソな棒読み声優を使ったオペレーター三人とか、それぞれどんなキャラクターだったか覚えてますか?ほんとに糞。
 この回で、褒めるところはないです。水着回だというのに作画崩壊を起こしているし、そもそもTEに中途半端な水着回は要らない。やるならもっと過激に、それとわかるようにしなくては駄目です。あと、恋愛模様ももっと匂わす感じじゃないとこの作風に合ってない。最初の1、2話で思いっきりシリアスをやってることもあり、水着回で恋愛回とかもう茶番。
 
・第八話~第十話
 ここから舞台はアラスカのユーコン基地からカムチャツカ戦線へ移ります。戦術機開発も佳境に入り、いよいよ実戦試験を行います。このころにはもう、根気強い信者か糞アニメが好きな方々しか残っていない感じでしたね。後は、BETAが再登場したのでそれだけ見たいって方々と。
 八話の最初の戦車3Dは良かったですね。 作画はもう目も当てられないですけど...船の作画一つとっても適当さが滲み出ているので、いかに制作現場が切羽詰まってるのかわかりやすいです。ストーリー展開については、もうすべてが説明不足で何をこいつらが話しているのか理解しようにも理解できないんですよ。原作で補完しろと言われても、それじゃあ新規層が入りにくいですし。戦況マップをただ示されて、キャラクターたちが「おいおい...やべえよやべえよ」とか感想を言われてるだけじゃ、見てる側はなにがやばいのか、どこがおかしいのかなどまったくわからないんですよ。そこがもう笑える。
 九話では伝説の紙芝居が見られます。これは当時、僕にTEを見限らせた要因の一つになったものです。恋愛要素を絡ませるのは別にいいんですよ。だけど、けじめをつけないと駄目です。恋愛パートと戦闘パートを一緒にするとアホみたいです。真面目さを一気に萎えさせるんですよ。現実味がないというか...リアルロボット作品を提唱しているなら、もう少しまじめにやってください。
  作画が悪いなら、キャラクターたちの会話劇で見せられるようにすべきなんですがやはり吉田に才能がないのか、脚本の方が駄目なのか見ていられない。ロボット物で比較的戦闘シーンが少ない作品に機動警察パトレイバーがあるのですが、後藤さんと南雲さんのイチャイチャなんかはただ二人が会話しているだけなのに面白いですよね。これは前でも述べたキャラクター性を細かい仕草などで視聴者にもわかりやすくしているためなんですが、やはりTEには無理だってはっきりわかんだなぁ...

・第十一話~第十四話
 この回は多分トータル・イクリプス序盤で最も盛り上がる回なんでしょうけど、全く盛り上がりませんでした。作画が糞、メカは全て3D、コンテが糞、脚本が糞でした。TEのアニメWikiを見る限り、そこまで作画監督の質が低いわけじゃないみたいなんですけどね、むしろ普通のアニメよりちょっと気合入れてる感じがする。なのに、何故あの出来になったんでしょうかね...やはりスケジュールがせっぱつまってたのかね。サテライト製作では同時期にAKB0048やモーパイなんかがやってたので、やっぱ手が回ってなかったのかなあ。誰か暴露本を出してくれないかなー。どうせ総製作指揮様が余計な事を喋ってスタジオを掻き乱したんだろうと想像出来ますが。
  
・第十五話~第十七話
 この回は十四話と十五話の間に一週休んだおかげかけっこう面白かったです。特に戦闘シーンのコンテ割がかなり改善されていて、普通に何が起こっているかわかるぐらいに良くなっていました。特に殲撃10型が地面を走っているのを見て、これが戦術機だよなぁと。これは設定で決まっていることもあって、元々戦術機は常時ブースターをぶっ放しているようなもんじゃないんですよ。そういう戦術機運用は米国向きで、ハイブ攻略に主眼をおいた日本や中華なんかは推進剤節約のためと光線級警戒のために地面すれすれを跳躍するか、歩くかしかしないんですよね。だから、三話とか四話の戦闘は非常に違和感がありました。マブラヴアンリミとオルタの舞台は日本なので、米国式の戦術機戦闘ってのは見慣れていなかったんです。まあそういった事に気づかせてくれるぐらいこの回の戦闘は細かい所に凝っていました。大変良くできました。キャラ作画は改善された様子が見られなかったけど。
 そしてコテ入れってこともあってか、この回から統一中華戦線所属の雀赤韮さんが登場します。声優は特徴的な声質を持ってる石原夏織さんです。結局、下手くそなのか上手いのかわかんなかったです。いや、下手くそなのかな。とりあえず、声優の演技力で保っているこのアニメにとって、良い刺激になった気がします。

・第十八話
この回は、主人公の過去話が中心でした。リアルあばばばばが聴けるのも十八話ですね。
キャラ作画が糞でした。回想使いまわしすぎで、まったく頭に入って来ませんでした。糞です。

・第十九話
 何故か、ここでギャグ回が入ります。 この回は非常に不愉快になるので大嫌いです。タリサが可愛かったです。(小並感)

・第二十話~第二十四話(終)
 この回から新OPEDになり、映像も曲も一新されます。この新OPは結構かっこいいOPになったとおもいきやそうではないのです。曲はまあいいとして、問題は映像にあります。センスが無いのです。ワンシーンワンシーンに溜めを作ってまったく動かそうという気概がないんですよね。そして戦術機とBETAが一緒に写っているシーンがあまりに少ないので、血みどろな戦場っていうイメージが浮かんでこない。この戦術機たちはいったい何と戦っている のかと言われても仕方ないです。CGである戦術機をアップにすることで背景作業を楽にしているのかしらんけど、見てる側としては何が起こっているのか全くわからない。まったくもってセンスが感じられない。結局このOP映像もその場しのぎって感じがして印象が良くない。雰囲気かっこいいOPだったらいいと思っているのだろうか。
 EDについては曲にちょっと不満が残りますが、全体的に一番良い出来だったと思いました。主人公の顔にマブラヴの主人公白銀武の面影が有り感心しました。
  いよいよ物語も終盤になったせいか、テンポよく進み面白くなってきます。が、3話からそういう描写があればよかったと思うぐらいいきなり難民解放戦線と呼ばれるテロリストが出てきます。ちょっとでもいいから、国連軍基地近くにある難民キャンプみたいなのを表現できていたらもう少し演出の幅も広がったと思うのに、ポッと出てきたのは戸惑った人が多かったんじゃないかなぁ。いくらバーテン姉貴が匂わせていたとしても、そんなん印象に残らんやろ。まあ、アラスカにまで難民は押し寄せていないって設定なんでしょう。けど、カムチャツカでは描くことが出来たよなぁ...
 ところで、この作品の監督は1,2話で交代し、その後は副監督が監督を引き受けています。この副監督である安藤正臣さんの初監督作品はTEになります。また、1,2話で交代した監督は稲垣隆行さんで、この方はマブラヴもプレイされたそうです。監督作品は、ジュエルペットやロザリオとバンパイアなどの日常系がほとんどです。まあどちらかというと、ロボットアニメについては経験が浅い部類に入るのかな。まあ、その時点でこの出来はあっ...(察し)なんですが、マブラヴプレイヤーということで結構原作を尊重した作品にしてもらえると思っていた分、3話で交代したってのは衝撃的で、その後の安藤さんの素人臭さには笑った。しかしまあ、そんな安藤さんも回が進むごとに成長してきたようで、TEは謂わば安藤正臣監督の成長記録と言っても過言ではないのかも知れない。作画がどうしてああなったのかは謎。サテライトはモーパイ然り全体的にキャラ作画が微妙だった気がするので妥当だったのかもしれない。


・総評
 この作品のギャグアニメ化を促している原因が作画だということに異論はないです。キャラクターの作画、小物の作画、背景作画全てが合っておらず不自然でした。そして、その不自然さの中で設定過多なストーリーを展開しても誰もついて来られないのは明白です。作品設定会議をもう少し入念にやってみてはどうですかね。
 総製作指揮(笑)の吉宗鋼紀さんには悪いけど、この作品に対して高い評価をつけることが出来ないのは各話の感想からもわかる通りです。しかし、マブラヴシリーズ初のアニメ作品としては光る所もあり、感動できるシーンも有りました。最終話の終わり方からして、2期がある可能性が高いので今後も期待して見させて頂きますので、頑張ってください。とりあえず、総製作指揮から降りていただけるとありがたいですね。

 では、後述するといったTEを何故アニメ化しなければいけなかったのかについて、自論でありますが書かせて頂きます。
 そもそもトータル・イクリプスの大元となる作品マブラヴはアダルトゲームであります。マブラヴオルタネイティヴが発売されちょっとした後、アダルトゲーム界隈では全年齢化への移行が進む風潮がありました。要は、狭いエロゲ市場からもっと広い市場への移動です。元々ageは「君が望む永遠」をコンシューマ化する等そういった働きは活発だったのですが、元々のゲーム制作自体はアダルトゲームしかなく、全年齢PCゲームの開発をやろうという流れがあったわけです。そしてその作品をアニメ化できればいいなーという期待も。
 そんな中、満を持して開発発表した作品がこのマブラヴオルタネイティヴトータル・イクリプスでした。アダルトゲームであるマブラヴのスピンオフ作品としてですが、開発発表当時から全年齢対象ゲームとなっていました。 まあ、全年齢対象ゲームを出したからといってそのゲームがすぐアニメ化すると限ったことではないため、普通にゲーム開発をして普通に売りだせばよかったのです。売りだして、その影響を見てからアニメ化しますーでもよかった。ところが、age(吉田)はTEのアニメ化を焦りました。理由は、マブラヴオルタ人気の風化です。アダルトゲームといえどマブラヴオルタの人気は凄まじく、OPテーマ曲はそのゲームをプレイしたことがない人でも知っているほどで、現在で もageはオルタ人気に頼ったゲーム開発しかできていない状態です。(聖剣とかいう大作の製作が進んでるとか言ってますけど、TEのゲームの発売日が延期す るぐらいだからどうなんでしょうね。)
  このオルタ人気が残っている内に、オルタ関連の作品をアニメ化してアダルトゲームからの脱却を図ろう!となった。そして、じゃあアニメが放送している時にゲームを出せばもっと売れるんじゃないのか、アニメ化の話が進んでからTEの製作を進めようとなり、トータル・イクリプスの製作はストップします。
  その後ageは勢いに乗り二つの姉妹ブランドを立ち上げます。ミラージュとファイアージュです。これらの姉妹ブランドを立ち上げた理由は、今後発売する大作へ向けて小遣い稼ぎをするためでしたが、これが売れませんでした。そしてageはTEの製作を再開せず、オルタのファンディスクやクロニクルズを小出しする、君いたや君望のリメイクを出すなどの小遣い稼ぎを始めます。要は、TEを制作する資金すら無いほどうつつを抜かしていたわけです。
 そうこうしていると、当初の予定よりさらに時間を消費しました。そして吉田は更に焦るわけです。当初はマブラヴ自体のアニメ化もあったかもしれない。それがトータル・イクリプスにシフトしていったのは、戦術機のプラモデル販促のためでした。スポンサー側に、この戦術機がいっぱい出てくるTEをアニメ化すればプラモ産業も盛り上がるし、利益がたくさん出ますよと言った具合でうまく乗せるしか無かったわけです。産業形態はガンプラと同じですね。これは、吉田がツイッターで発言した「TEはプレゼン」からもわかるとおりです。しかし、ちゃんとプレゼンできたんですかねぇ~?
  まあそんな感じで、TEをアニメ化するしかなかったんですね。



 トレースパクリプスの件については、TEの制作陣の士気に影響を与えたので書こうと思ったけれどどうだろうか。別にいいでしょ。どっちにしろ糞だったと思うし。

 まあそんな感じです。もう疲れたのでこの辺で

 ちなみにマブラヴがわかんない人はこの動画でも見て感じ取ってください。

 ではでは

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